新ニーサが始まり、ニーサを始めようと思っている人も多いかと思います。

株や投資についてと聞くと難しそうに聞こえるかもしれませんが、今回は素人向けに選び方を3点に絞ってまとめてみました。

また、この記事では新ニーサで貯金の代わりとして少しずつ長期間で着実に運用していきたい人向けの選び方となっています。

長期運用の必要性や、初心者が抑えておくべき新ニーサの注意点を3点もまとめた記事もありますので、よろしければばこちらもチェックしてみて下さい。

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個別株ではなく投資信託を選ぶ

まず、ニーサと言っても色々ありますが、中でも素人にオススメするのは『投資信託』です。

投資信託の最大の特徴は、運用をプロ(専門家)が行い、投資家(私たち)から集めた資金を使って、その成果を投資額に応じて各投資家に分配する……ということです。

運用してもらう代わりに投資家は保有期間中は専門家に『信託報酬(手数料のようなもの)』を支払うことになりますが、株について完全に素人な人間にとってはリスク分散しやすい商品になるかと思います。

ただし、そこでどの会社の株を運用するかについては、その投資信託先(ファンドといいます)ごとによって決められています。

信託先を選ぶ段階で、その投資先も1つのセットとなっているため、中身を自分で指定することはできないのです。

※複数の会社の株を集めたパック商品のようなものになります。

仮にA社の株を100株買った場合、そのA社の株価が下がれば自分の利益も下がりますが、他にB社やC社もまとめて持っていれば、そっちで補うことも可能です。

例えば、投資信託で下記をセットで持っていたとします。

A社 100円×10株=1000円

B社 120円×10株=1200円

C社 90円×10株=900円

その場合、合計3100円を÷3社しますので、全体的には1033円の価値になります。

これが仮にA社の株価が下がっても、他のB社C社の変動値が上がっていれば平均的な価値はさほど変わりにくくなりますので、リスクを分散しやすくなる……ということです。

もちろん全部下がってしまえば利益も同時に全部下がってしまいますが、自分で一社ずつ購入するよりも効率が良く、運用もプロに任せられるため、初心者にはオススメしやすい商品になります。

ただし、その反面『大きな利益は狙いにくい』ということも、投資信託の特徴の一つです。

仮にA社の株を持っていて、その株価が大きく上がった場合、それを個別に持っていれば大きな利益となりますが、投資信託の場合はB社とC社の変動値にも影響されることとなります。

すぐに大きな利益を出したいという方には向いていないかもしれませんが、手間をかけず、貯金がわりとして着実に長期で資産を増やしたいという方にはお勧めできる投資手法です。

インデックスファンドを選ぶ

一つ目で投資信託をお勧めしましたが、投資信託には大きく2つの運用方法があります

パッシブ運用とアクティブ運用です。

パッシブ運用

日経平均株価やTOPIXに連動する運用成果を目指す運用方法

パッシブ運用にはインデックス運用(インデックス型やインデックスファンドと呼ばれます)があり、この2つには微妙な違いがあります。

簡単に説明すると以下になります。

パッシブ運用とは

マーケット全体に連動する運用方法。

日経平均株価やTOPIX等の代表的な株価指数を使って日本の市場全体の平均利回りと連動することを目指す運用方法。

インデックス運用とは

パッシブ運用の一種で、特定指数に連動する運用方法。

日経平均株価やTOPIXなどの株価指数と同じような値動きを目指す運用方法

アクティブ運用

日経平均株価やTOPIXの指標を上回る運用成果を目指す運用方法

日経平均株価とTOPIXについて

ここで一旦この2つについて軽く説明しておきます。

日経平均株価とは

日本経済新聞社が東京証券取引所プライム市場上場銘柄から選定した225銘柄から構成される平均株価のことを指します。

TOPIX(トピックス)とは

東証株価指数のことを言い、日経平均株価と並ぶ日本の代表的な株価指標です。東京証券取引所に上場する銘柄を対象として算出・公表されている株価指数です。

インデックス運用(パッシブ運用)とアクティブ運用どちらが向いてる?

結論を言うと貯金がわりにコツコツ資産を増やしていくのであれば、インデックス運用(パッシブ運用)が向いています。

インデックス運用(パッシブ運用)であれば、株価指数と同じ銘柄を運用するため、機械的に選ぶこととなり、アナリストの銘柄調査等が不要になります。

その為、人件費がかからず手数料が低いのが大きなメリットです。

0.1%の手数料の違いが、長期運用では大きく変わっていきます。

できるだけ手数料が低い方が利益が出やすいです。

機械的に平均を目指すため、長期運用予定で、コツコツ貯めていきたい人に向いています。

対してアクティブ運用は日経平均株価やTOPIXの指標を上回る運用成果を目指す運用方法の為、人件費がかかるため、手数料が高めなのが特徴です。

ただ、短期的に利益を出したい人、ハイリスクハイリターンを求める方には向いている運用方法になります。

こうした理由で、長期運用でコツコツ増やしていきたい人や、初心者の人はインデックス運用(パッシブ運用)がお勧めです。

アクティブ運用やインデックス運用のメリット、デメリットについて詳しくは他の記事でまとめていく予定です。

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純資産総額が50億円以上の規模の大きい投資信託を選ぶ

新ニーサで購入できる投資信託は沢山ありますが、投資信託には

『繰上償還制度』

と言うものがあり、信託期間が満了前もしくは信託期間が無期限であっても投資信託の運用会社の都合で突然運用を中止することがあります。

運用中止になった場合、強制的に解約され、資金が戻ってきてしまいます。

長期運用する目的が、短期間で売却することなってしまうため、利益が出ていない状態で売る可能性が出てきてしまいます。

そうならないように、繰上償還のリスクが少ない投資信託(ファンド)を選ぶ必要があります。

まとめ

以上3点が初心者が新ニーサで銘柄を選ぶ際に気をつけるポイントとなります。

投資目的によって選ぶ基準は変わってきますので、初心者向け、尚且つ貯金の様に増やしていきたいと考えている人向けとなっております。

3つそれぞれ詳しく書くと長くなりますので、短くまとめて説明しました。

また別記事で詳しく書きたいと思います。

よければご参考にしていただければと思います。

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